三農全校田植え2014物語

 本校には6ヘクタールの水田があります。そのほとんどが機械植えですが、約1.5ヘクタールは全校生徒609人が一斉に昔ながらに手で植えます。素足で田んぼに入り、素手で植える、瑞穂の国の原点をここに見ることができるかもしれません。
 圧倒的スケールと迫力、応援する老若男女、学科のメンツとプライドをかけた生徒たち、今年も筋書きのないドラマである全校田植え競技が繰り広げられました。地元新聞社のほか大手出版社などのマスコミも駆けつけ、全校田植えは一気に盛り上がりました。
 なお、当初22日(木)に予定されていましたが、天候不順につき23日(金)に延期になりました。それに伴い三沢基地エドグレンハイスクールと台湾の新店高級中学校との3か国交流は今年度は出来ませんでした。
 
○田植え競技会の主導権を握るのは、H25年度のチャンピオンで稲作をお家芸とする
「植物科学科」か、
○それとも昨年三連覇を阻止され、その返り咲きに万全の態勢をとる
「生活科学科」か、
○あるいは田んぼに入れる堆肥を製造した、命の集団こと
「動物科学科」か、
○更にはマシーンのように植え、マシーンのように進む
「農業機械科」か、
○更に更に正確な計算をして、勝利の行方をそろばんではじく
「農業経済科」か、
○それとも農村整備はお手のもの水田の区画整理を担当した
「環境土木科」か、
私たちの想像を超える大波乱?誰もが予想しない熱き戦い?戦いの後の互いをねぎらう和やかな場?とにもかくにも「すごーい」展開がありました。

 今年度のキーワードは、チームワーク。「チーム三農」は瀧口校長のモットーでありますが、田植えも同じで、チーム(各科)が一丸とならなければ勝利の女神は微笑みません。そこで、各科の極秘情報を入手しましたので紹介します。

 
その1 女の園
 全員が女子の学科集団。3年生が授業の合間を見て勝利の方程式を黒板に書いていました。縄に合わせての植え方、植える手順と学年毎の整列順、服装などなど、そして翌日にはなんと1〜3年生全員が体育館に集まり模擬田植え(エアー・ライス・プランティング)をしていたようです。更には作戦書がみんなに配布されたとか・・・・・。

 
その2 緻密を緻密に表現
 測量ならおまかせの緻密集団。ある日職員室の一角で学科主任をはじめとする何人かの職員が全校田植えについて密談中。話がヒートアップしてきて大声となり、なんと密談の内容が外部に漏れているではないか、もはや密談ではない・・・・。五月の末といえば測量士、測量士補の国家試験があります。その国家試験対策の講習の合間を縫って、実際に水田に行き植え方と生徒の整列についで講習を受けたらしい。国家試験の講習よりも優先されるのは田植えの講習か?この学科の正体は不明である。

 
その3 本家本元
 雑草という草はない。すべての植物には名前がある。雑草魂のこの学科は、教室での座学より農場実習が大好き集団。よって全校田植えにも自然と力が入る。それもそのはず、先輩から後輩へ水田で実技指導があったらしい。それに感激したのか、一年生は誰から言われることもなく、自ら放課後になると水田へ出かけて行っては農場の先生方の田植えを手伝い、実習経験値を上げてから本番に臨んでいたらしい。なんとすばらしー、勝利への執念かそれとも単に実習が好きなのか・・・。老舗の学科は燃える!のである。

 
その4 気品で勝負?
 誰よりもスキンシップ、動物と共に暮らすこの学科。多国籍群である、生徒の半数以上は寮内で生活している。3年生から発信された機密文書と3年生によるHR占拠、寮内での隠密行動により任務の伝達が行われた。「女子力」が高い集団は担任自ら縄を張り、気品高い田植えを目指した。

 
その5 主役はおらんど
 学科主任が出張、3学年担任も出張、じゃあ指導は誰がするのか?そんな不安をよそに勝利はすべて生徒の手にゆだねられている新鋭の学科集団。おらんどの田植え(俺たちの田植え)を目指し、3年生が作戦会議。植える合図は笛にパネルとするなど数々の工夫をしました。また後輩の教室へ出向き説明も行いました。万全の態勢!。だが当日「はい、水田に移動」と先生が指示したら、一年生が「水田って農場のどっちにあるの?」ん・・・・・。

 
その6 だから勝つのは鉄の男たち
 勝つそぶりをみせない男の集団。強い男は顔には出さず黙って勝負する!しかし、実はだれよりも勝利を狙っているのある。ハイブリットエンジンに四輪駆動を搭載した、最新のメカニカル集団。全校田植えは安全運転です。法定速度を守り、無理な追い越しは避け、駐停車は禁止、時折後方確認、素足というスタットレスタイヤで黙々と田植えが進む。誰が見ていなくても最後まであきらめることなく進むこの学科、あなどれません。田植え前日には第一体育館に全員集合して三年生から指導がありました。やるー!

 全校の田植えの後は、マッドフラック(どろんこの田んぼで旗を取り合う競技)で一息、土に親しみ土を愛する若人たちが繰り広げる爆笑のフェスティバルが、ここに終了しました。


 
平成26年5月23日(金)、私たちは三農の歴史に名を残しました。そして、全身で地球とふれあいました・・・

平成26年度の結果(全校田植え団体の部)
    最優秀賞 
植物科学科(2年連続)
    優秀賞  環境土木科(2年連続)
    優秀賞  生活科学科(2年連続)

 昨年の覇者
植物科学科が、連覇を達成しました、よく見ると2位も3位も昨年と同じでです。偶然でしょうか?神様のいたずらでしょうか?
 なにはともあれ。本家本元、
植物科学科のメンツを守ったということでしょうか。でも私は知っている。植物科学科の勝利の裏には焼肉があったことを。そうです、一位(最優秀賞)になれば秋に行っている新米試食会のおかずを焼肉にすると学科の先生が言ったとか、言わないとか・・・。成績発表の瞬間、喜ぶ生徒の顔の横で、喜びを受け入れるには少し時間がかかる植物科学科の先生方の顔が印象的であった。
 ニンジン作戦
に出た植物科学科、次なる戦いは体育祭です。ご期待ください。


【全校田植え】 学科のプライドをかけました。マスコミも一緒に・・・・・・。


【2014年の動画は、こちらです】

【昨年(2013年)の動画もどうぞ】





【マッドフラック】 生徒も先生も、男も女も、一本の旗を目指して・・・。栄光への奇跡!