研究活動

カテゴリ:動物科学科

第8回和牛甲子園2日目!!

 令和7年1月17日、第8回和牛甲子園の2日目です。 

 本校が出品した灼華光号と七福神号の枝肉はどうなっているのか興味津々のCOW飼う’Sの5名。まずは枝肉の前で1枚。

 灼華光号は枝肉量571kgと大きいものの、筋間脂肪が非常に厚く、歩留がわるそうです。また、ロース芯も小さく、脂肪交雑も粗く見えます。枝肉の評価はA4、脂肪交雑7番、ロース芯67㎠、バラの厚さ9.8cm、背脂肪の厚さ3.4cm、枝肉歩留74.4%、オレイン酸57.9%の結果でした。

 七福神号は枝肉重量559kgとこちらも大きいです。しかし、灼華光号と比べ、筋間脂肪が薄く、全体的に脂肪交雑が細かく入っており、ロース芯も大きく見えます。枝肉の評価はA5、脂肪交雑11番、ロース芯76㎠、バラの厚さ8.9cm、背脂肪の厚さ2.1cm、枝肉歩留76.3%、オレイン酸56.7%の結果でした。

 今回は、灼華光号をスターゼン株式会社様に税抜1,324,720円で、七福神号を株式会社ウスネ様に税抜1,455,636円でご購入いただきました。誠にありがとうございました。

 ヒマワリ種子を給与して、2頭ともオレイン酸55%以上の牛肉を生産することができましたが、やはり課題はロース芯面積が小さいことです。現在、育成期から肥育前期にかけて酒粕を給与して、筋肉を大きくする研究に取り組んでいます。第9回和牛甲子園に出品予定の牛が最初の酒粕給与牛なので、今後もエコフィード研究を進め、COW飼う’Sのメイン目標「美味しい牛肉生産」に取り組んで行きます。

第8回和牛甲子園1日目!!

 令和7年1月16日に品川グランドホールで第8回和牛甲子園が開催されました。全国の農業高校から黒毛和種を出品し、取組と牛の枝肉を競い合うこの大会に2代目COW飼う’Sのメンバー5名が参加してきました。

 初日は取組評価部門の入賞校の発表、グループに分かれて各校の取組に対する質問、交流会を行いました。

 他校とたくさん交流したメンバー、今回の課題を持ち帰り、後輩への引き継ぎを行ってもらいたいです。

3年生最後の戦いへ

1月14日(火)に第8回和牛甲子園に向けて、本校の黒毛和種2頭が出荷されました。3年生は和牛甲子園を最後に活動から引退し、後輩達に研究を引き継ぎます。

今年の2頭は28ヵ月齢で840kgになった「七福神号」と33ヵ月齢で805kgの「灼華光号」です。

COW飼う’Sのメンバー全員で出発を見送りました。結果は、17日にわかります。

今年度最後のコンテストへ

年も変わって1月11日(土)に毎日新聞が主催する「クボタ・毎日地球未来賞」の結果が発表され、COW飼う’Sが奨励賞に内定しました。2月22日に大阪でこれまでの活動を発表してきます。2月下旬で3年生は卒業を前にして忙しいことから2年生2名で参加してきます。最後のコンテストで入賞でき、1年間を締めくくることができました。

載せる写真がなかったので、満開のヒマワリを載せておきます。発表については後ほどアップいたします。

動物科学科「秋の風物詩」といったら?

動物科学科「秋の風物詩」といったら・・・わら上げです!!田んぼで籾を収穫後に残るわらは牛にとっては良質な飼料となります。毎年恒例となっている作業で、1年生も全員で作業に取り組みました。

田んぼでキューブ状にした稲わらをトラックに積み上げていき、牛舎前でチェーンコンベアで牛舎の2階に上げます。その後、1段目は縦、2段目は横の順で6段目まで積んでいきます。

終わるとほこりまみれですが、農業高校らしい実習に取り組んだ生徒達は充実した時間を過ごすことができました。