研究活動

カテゴリ:動物科学科

農業アクション大賞最終選考へ

9月上旬に、高校生農業アクション大賞の最終選考会にCOW飼う’Sが選ばれました。このコンテストは3年間の活動を評価してもらうことから、2年前に申し込みを行い、60チームから15チームに選抜され、活動を行ってきました。最後は15チームから7チームに選抜され、東京での発表を行うことになりました。昨年度卒業した初代COW飼う’Sから活動が始まり、2年目は初代と2代目、3年目は2代目と3代目の計16名が携わったコンテストになります。

11月11日(月)に東京の如水館で全国から集まった7チームの発表を行いました。これまでの活動を審査員にわかりやすく伝えることができるように練習してきた成果を出せました。

結果は上位3チームに入ることができず、奨励賞であったことから、まだまだ足りない部分あったと感じました。今後はこのコンテストに再度申込、リベンジに向けて活動に取り組んでいこうと思います。

第75回日本学校農業クラブ全国大会岩手大会

10月24日、25日に農業クラブ全国大会岩手大会が開催されました。今年の農業クラブの全国大会には、COW飼う’Sからは家畜審査と農業鑑定に出場しました。昨年は久しぶりに意見発表で全国大会に出場し、優秀賞を受賞しましたが、今年はどうなることか?

家畜審査乳牛の部に出場した2年生の上澤未來君はくずまき高原で大会に挑みました。

今回はレベルが高く、甲乙付けがたい牛が4頭揃っており、難しかったようです。残念ながら入賞ならず・・・

農業鑑定に出場した小笠原衣織さんは、就職試験が終わってから、急ピッチで勉強を進めてきました。結果は、優秀賞を受賞することができました。部活動・発表・農鑑の3つを両立してきたCOW飼う’Sのエースが結果を残してくれ、2年連続入賞を果たすことができました。

シャモロックの一生を学ぶ

青森シャモロックは青森県の地鶏です。弾力・旨味・肉の色が素晴らしいです。そんなシャモロックを4ヵ月間飼育した動物科学科の1年生に密着した投稿です。

最初はこんなに可愛かったシャモロック!!

8月に入るともうビッグなニワトリです(汗)体重測定も一苦労・・・

そしてついにその日がやってきました。屠殺のやり方を科長の太田先生に指導してもらいました。動物が好きで入学した三農動物科学科ですが、動物の命を奪うことへの抵抗がある中で、生徒全員がシャモロックの喉に包丁を入れました。こうして、私達が普段食べているお肉が生産されていることを学ぶことでした。

次は、解体して精肉にしていきます。モモ肉、手羽、ムネ肉、ササミときれいにバラすコツを先生方に教えてもらいながら実施しました。

最後は炭火焼きでしっかりとシャモロックの命と味を噛みしめました。やっぱり地鶏は美味しいです。生徒の教材になってくれたシャモロックへの感謝を込めて、「ごちそうさまでした!!」

学会へ行こう!!パート②日本草地学会

9月28日(土)に2024年度日本草地学会帯広大会にCOW飼う’S2年生2名が参加しました。

今回は、

①エコフィードを活用した黒毛和種の肥育試験

②高オレイン酸ヒマワリ種子飼料化に向けた研究

の2課題を発表してきました。

初めての学会で、さらに多くの学会員に囲まれ、緊張しているようでした。これから沢山経験を積んで、成長して欲しいです。

今回の学会では、ヒマワリの緑肥として効果について生徒は指導していただきました。初めて知ったことも多いようで、勉強になったことでしょう。

さて、今回の遠征で、生徒のスキルアップを目的とした発表は終わりになります。このような遠征は、研究助成をしていただいている経費で旅費を計上して参加しています。COW飼う’Sは、3年連続外部の財団より研究助成していただいております。もし、三農で研究活動して、外部で発表してみたいと思う中学生がいましたら、動物科学科を受験して、産業動物研究班COW飼う’Sで一緒に活動しましょう。

学会に行こう!!パート①日本土壌肥料学会

9月3日(火)に日本土壌肥料学会2024年度福岡大会にCOW飼う’Sのメンバー2名が参加してきました。

今回は、

①エコフィードのステージ別給与が黒毛和種の肥育に及ぼす影響

~環境に配慮した美味しい牛肉生産を目指して~

②菌耕法が土壌成分及び高オレイン酸ヒマワリ栽培に及ぼす影響

の2課題をポスター発表してきました。

ポスター発表には原稿がありません。そのため、発表を聞きに来ていただいた方々に、ポスターに書いてあることをわかりやすく伝える必要があります。2人で2課題の発表ということもあり、覚えることも沢山とあると皆さんは思うかもしれませんが、実際は研究をしてきたことを伝えることが目的のため、2年間活動してきた3年生にはそれほど苦ではありません。ボランティアアワードに参加して鍛えげられたことがこういった場で生きてきます。

結果は、上位の課題に選出されませんでしたが、学会員から沢山アドバイスをいただくことができたので、今後の研究に役立てて行きます。

 

第75回日本学校農業クラブ東北連盟大会秋田大会

8月27日、28日と秋田県の花火で有名な大曲で開催された農業クラブ東北大会プロジェクト発表会区分Ⅰ類にCOW飼う’Sが参加してきました。

昨年はエースの先輩が直前で参加できなくなり、苦しい戦いを強いられ悔しい思いをしましたが、リベンジをするために、またこの場所に帰ってきました。

「目指せ、美味しい牛肉生産~エコフィードで枝肉の充実と環境配慮型畜産の確立~」と題して、黒毛和種の肉質・美味しさ・環境の3観点について、発表を行いました。県大会内容をさらに絞って中身を厚くしての発表に、手応えを感じた生徒達でしたが、あと一歩及ばず、全国大会出場はかないませんでした。

COW飼う’Sが取り組む「美味しい牛肉生産」は約30ヵ月かけて育てた黒毛和種を出荷して初めて検証されるため、先輩から後輩に引き継がれていく研究課題の1つです。今回のリベンジを後輩達に託して、いつか全国大会出場を勝ち取りましょう!!

 

 

高校生ボランティアアワード2024全国大会

COW飼う’Sは8月6日、7日に新宿住友三角ビルで開催された高校生ボランティアアワード2024全国大会に参加してきました。155チームのエントリーがあり、その中から88チームが全国大会に選出され、COW飼う’S今年で全国大会には3年連続3回目の出場になります。これまで、初代COW飼う’Sの先輩方が取り組んできたことを継続して、新たに環境配慮型畜産について取り組んできたことをブースで発表しました。

例年通り、COW飼う‘Sの参加者は全員が発表者なので、他校の生徒や一般の方々をブースに連れてきて自分達の活動の内容を聞いてもらい、最後にメッセージを記入してもらうスタイルでやっています。生徒自らが動くことで主体性や自分達の活動を伝えるプレゼン能力、アウトプット能力、コミュニケーション能力を高めることができるため、COW飼う’S全体の能力向上させる独自のスタイルです。

昨年は208名の方からメッセージを頂きましたが、今年は230名の方からメッセージを頂くことができました。本校のブースに来ていただいたすべての方々に感謝申し上げます。

最後の表彰式では、3年目にして初めて、DNP大日本印刷株式会社様より協賛企業賞を頂くことができました。ヒマワリを活用した循環型農業やエコフィードを有効活用することで環境に配慮した取り組みが確立されている部分が評価の対象になったとのことです。この受賞は、初代COW飼う’Sの先輩方が取り組んできたことや私達の活動に賛同して協力してくれた多くの方々の支えがあっての受賞です。この場を借りて感謝申し上げます。

今後もCOW飼う’Sの戦いは続きますが、応援よろしくお願いいたします。

農業クラブ青森県大会プロⅠ類連覇と3冠達成!!

動物科学科産業動物研究班COW飼う’Sです。久しぶりの投稿になります。COW飼う’Sは初代のメンバー6名が卒業し、現在3年生5名、2年生5名の計10名で構成されている研究チームです。

昨年は、プロジェクト発表会分野Ⅰ類、意見発表会分野Ⅰ類の2部門の最優秀賞をとりました。今年度の青森県学校農業クラブ連盟大会には、COW飼う’Sからプロジェクト発表会分野Ⅰ類、家畜審査競技会肉牛の部・乳牛の部の3部門にエントリーしていました。

6月20日、21日に開催されたプロジェクト発表会分野Ⅰ類では、

「目指せ、美味しい牛肉生産~エコフィードで枝肉の充実と環境配慮型畜産の確立~」

と題して発表し、昨年の「高オレイン酸ヒマワリ種子飼料化プロジェクト」から2連覇を達成することができました。

家畜審査競技会肉牛の部では、L3小林寧々香さんが最優秀賞、L2水尻陽菜さんが優秀賞を受賞しました。

7月19日に開催された家畜審査競技会乳牛の部ではL2上澤未來君が最優秀賞、L1橋本心菜さんが優秀賞を受賞しました。

1つの研究チームから3冠を達成するのは、中々の快挙です。今後は、東北大会に向けて、発表練習を頑張っていきます。

代表を勝ち取るのは!?

3月20日、さんのうポスターセッショングランプリの日です。このポスター発表で、来年度の農業クラブ県大会プロジェクト発表の発表チームが決まります。

こちらは畜産加工研究班です。シャモロックのムネ肉を材料として使い、加工品を作る研究をしています。

こちらは愛玩動物研究班です。命の花プロジェクトと保護猫についての活動を計画しています。

こちらは馬学研究室です。馬糞を乳酸菌で発酵させて堆肥化し、堆肥を活用してニンジン栽培を行う研究をしています。

そして最後はCOW飼う’Sです。高オレイン酸ヒマワリ種子の飼料化に向けた研究についてまとめています。
3月24日に審査員の投票結果が公開され、COW飼う’Sが金賞、畜産加工研究室と馬学研究室が銀賞に選出されました。COW飼う’Sは来年度、プロジェクト発表Ⅰ類の校内代表となりました。また、意見発表はⅠ類がCOW飼う’Sの森崎君、Ⅲ類が愛玩動物研究班の三浦さんが校内代表となりました。動物科学科から発表部門3つに出ることになりましたので、頑張りましょう!!

ポスター発表はCOW飼う’Sのお家芸?

3月20日にさんのうポスターセッショングランプリがあります。そのため、3月17日はどこの研究室もポスター発表の練習を頑張っています。ポスター発表に原稿はなく、COW飼う’Sのメンバーは、限られた時間内で研究内容すべてを伝える工夫をしているところです。

COW飼う’Sといったら複数の学会発表を経験しており、中には最優秀ポスター賞を受賞していることもあって、三農の中では経験値が違います。9月に最初の発表がありましたが、新たなデータが随時追加されていき、今年度だけで3回もリニューアルされています。
ポスターを作るときは、論文のように順序立てて作り、研究の背景、目的、研究方法、研究データ、考察、課題、参考文献、謝辞といった流れで作ることが望ましいと、過去に学会で指導していただいた経験から、COW飼う’Sのポスターはミニ論文のようになっています。機会がありましたら、ぜひご覧ください。