研究活動

カテゴリ:動物科学科

外部講師による出張授業パート①

独立行政法人中小企業基盤整備機構の「起業家教育講師等派遣支援」を活用して、「一般社団法人実学実践探求舎」より、岡山県で複数の高校の総合的探求の時間を指導している三宅範行先生に授業をしていただきました。
三宅先生が指導したプランの中には、岡山県が源平合戦の舞台になった場所でもあり、土地柄を活かして観光プランを複数発表しています。
その中でも高校生が考えたビジネスプランが実際に企業で採用され、実現したプランを通して、実現性のあるプラン作成について指導していただきました。
また、COW飼う’Sが高校生ビジネスプラングランプリのファイナルに出場することを知った三宅先生は、本番に向けてのアドバイスもしていただきました。三宅先生は、おかやま山陽高等学校のプランの指導をしており、お互いベストを尽くすことを約束して、1月8日の東京大学で再開することを誓いました。

スチュアートに応援してもらおう!!

12月1日は、2学年の修学旅行期間中です。この日はUSJを観光中ですが、COW飼う’Sは大きな分岐点にいます。この日は、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリのファイナリストが決まる日です。さすがに、パーク内では通信できないので、ホテルのロビーで16時からリモート通信をつないで結果を待ちます。

ロビーのガラスに映るミニオンズのスチュアートに応援してもらいながら結果を待ちます。当日の発表順で学校名が呼ばれ、なんと8番目にCOW飼う’Sが呼ばれました。ここから1ヵ月間は、日本一を目指す戦いが始まります。まずは班員全員で喜びを分かち合い、USJを楽しみましょう!!

高校生ビジネスプラングランプリに応募

動物科学科では昨年に引き続き、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリに応募しています。昨年度卒業した産業動物研究班がベスト100賞に選ばれています。さて今年は応募総数4996プランとすごい規模になっています・・・そんな中、COW飼う’Sが応募した『エコフィードを活用した機能性鶏卵「キャロットエッグ」』がなんとベスト20に選出され、セミファイナルにまで進むことができました。今後は12月1日にファイナリスト10組が決まります。12月1日は修学旅行中でUSJにいます。さて、どんな結果になるのか楽しみです。

いざ和牛甲子園に向けて!!

11月に入り、3年生の高校生活は卒業式まで残り4ヶ月をきりました。そんな中、最後の戦いの準備が進んでいます。それは和牛甲子園です。

11月9日に和牛甲子園の出品牛に対して、青森県産業技術センター畜産研究所の協力を得て、超音波肉質診断アイミートをして頂きました。

エコー画像がはっきり見えるとサシが少なく、画像全体が白く肉の部位がわからない状態だとサシの入りが期待されます。
それでは今年度の和牛甲子園に出品予定牛の雌2頭を紹介します。

こちらは「みむ号」です。
一代祖が安茂勝、二代祖が優福栄、三代祖が第1花国という血統です。

こちらは「より号」です。
一代祖が第1花国、二代祖が安平照、三代祖が優福栄という血統です。
この2頭ですが、「みむ号」の母牛が「より号」の祖母牛というペアになっています。
令和5年1月17日に出荷される予定で、11月16日よりヒマワリ種子粉末の慣らし給与がスタートし、23日より本格的な8週間の給与試験が始まります。

動物科学科恒例行事「わら立て・稲わら収納」

10月上旬、稲刈りも無事に終わったら、動物科学科の恒例行事が始まります。

それはわら立てです。稲わらは、黒毛和種の肥育になくてはならない大切な餌です。刈り取ってすぐはまだ緑色が残っており、ビタミンAとなるβカロテンが豊富です。

こちらは1ヶ月後の11月7日の様子です。乾燥が進み、緑色の部分がなくなっています。天日干しをすることで、稲わらからβカロテンが抜けていきます。

本校の稲わらはタイトベーラで四角くまとめ上げて、収納します。私が生徒であったころは畜産科で男子が多かったのですが、今では女子が大半を締める動物科学科ではありますが、元気いっぱいに楽しみながら稲わらを積んでいきます。
本校では収納してから、さらに1年間餌として使いません。さらにβカロテンを抜いていき、良質な粗飼料として日の目を見るのは一年後です。

【動物科学科】第6回全国高校生農業アクション大賞

COW飼う’Sは、今年全国高校生農業アクション大賞に「高オレイン酸ヒマワリ栽培で景観改善と飼料生産の両立」の研究テーマで申し込みました。9月末に選考結果が発表になり、なんと第6回認定15グループに選出されました。
農業アクション大賞はこれからの3年間の活動を評価するコンテストですので、今年を含めた3年間の集大成が評価されます。COW飼う’Sは現在2年生・・・3年後にはいません。そのため、現在の1年生と来年度の入学生の中から、この活動を引き継ぐ後輩が必要になります。COW飼う’Sは2代目、3代目の研究チームを募集しています。この投稿をみて興味あるがある中学生3年生の皆さん、一緒に活動してみませんか?活動意欲のある生徒を動物科学科で待っています。


【動物科学科】いざ、芝浦へ

10月24日、株式会社上北農産加工から頂いた醤油粕を給与した牛が無事に東京の食肉市場・芝浦と場に出荷されました。


出荷牛は左「白優竜」と右「光太郎」の2頭です。父は2頭とも「春待白清」で今年10月に開催された和牛能力共進会の第7区の種雄牛になっています。
出荷結果は2頭ともBMS.11と高評価でした。
次の出荷は、和牛甲子園に出品する2頭ですので1月になります。11月からヒマワリを給与していき、オレイン酸55%とBMS.12を目指します。

【動物科学科】学会に行こう!!第2弾

9月10日に日本動物学会に参戦して、2日空いた9月13日、次は東京農業大学世田谷キャンパスを会場に開催される日本土壌肥料学会に参戦してきました。参加生徒は、前回と1名換わり、3人で参加です。

東京農業大学は顧問の母校でもあり、生徒の気合いも十分です。

COW飼う’Sの研究課題はまだ発展途上であるため、学会員より、今後の研究に必要なことをたくさん指導していただきました。今年、データを揃えて、来年再度発表するのが楽しみな研究です。

PINE LABの研究は昨年行ったエコフィードの研究であるため、データも揃っています。昨年十和田市の洋菓子店「京甘堂」とのコラボもあって、生産・加工・流通の6次化も行った研究です。今後は、オオハンゴウソウの花びらを活用して卵黄色にどのような変化をもたらすか研究していきます。


最後の表彰式で、上位に選出されたのは、PINE LABの研究でした。まさかの最優秀ポスター賞を受賞し、生徒も私も驚きです。
ただ、三農の養鶏部門は、昨年閉鎖され、1年生の研究用に数羽導入されているだけで、通年研究が行えなくなっています。生徒が意欲的に活動し、これだけの結果を残せた研究であるのに、とても残念でありません。
三農畜産科卒の私としても、再度養鶏部門の復活を願うばかりです。

【動物科学科】学会に行こう!!


この人は誰でここはどこでしょう?
この人は、早稲田大学の創設者「大隈重信」元内閣総理大臣で、早稲田大学のキャンパス内です。
9月10日、早稲田大学を会場に日本動物学会高校生発表会が開催されました。

COW飼う’Sから2人、COW飼う’Sのメンバーで昨年PINELABで研究していた内容を発表した1人の3人で学会に参加しました。

専門性が強いため、「わかりやすく、簡潔に」を意識してポスター発表を行いました。ボランティアアワードで2日間鍛え上げられた実力を存分に発揮して、2時間の発表時間が終わりました。

なんと、日本動物学会は発表演題すべてを表彰してくれるので、頑張った甲斐があります。次は日を新たに、日本土壌肥料学会に参戦します。

【動物科学科】夜も発表練習

我らの三農は、文部科学省より「農業経営者育成高等学校」に指定されており、学校の敷地内に寮があります。

寮の自習時間には、COW飼う’Sのメンバーは学会も近いこともあって、ポスター発表の練習に毎日取り組んでいます。1人以外は全員運動部のため、なかなか放課後に集まって活動することができませんが、寮なら集まれます。時間を有効活用して文武両道に励んでいます。