研究活動

研究活動

三農牛は美味しいの!?

2月13日、十和田市のスーパーヤマヨ様で和牛甲子園に出品した2頭の黒毛和種のお肉が販売されました。本校で育てた牛を、職員ですら食べたことがなく、どんな味がするのか興味津々です。地元の一般の方々にも、三農産の黒毛和種を提供できたことがなかったので、競り落としていただいたスターゼン株式会社様、販売元のスーパーヤマヨ様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。

広告を打っていませんが、販売初日の11時にはお客さんで大変賑わっていました。
アンケート調査に参加していたCOW飼う’Sのメンバーに対して、「40年前に園芸科を卒業したけど三農の牛は食べたことがないので、今夜はごちそうになる」、「娘が三農卒だから食べさせたい」、「孫が三農に通っているので応援します」と笑顔でお肉を買っていってもらいました。

こちらはサーロインの切りです。食べた個人的な感想ですが、脂肪が甘くて美味しく、口溶けが良いためあっさりしており、いっぱい食べたくなります。

こちらは肩ロースのステーキです。さすがはBMS.10番をつけた牛ですので、サシがすごいです。こちらも個人的な感想ですが、ステーキを食べていると後半冷めてきて、脂っこく感じてしまいますが、融点約13℃のオレイン酸が豊富な脂肪だと、口の中でも溶けていくので、冷めても美味しいお肉でした。
3月上旬まで販売予定ですが、予想以上に売れているそうです。この機会に、ぜひ食べていただけると幸いです。また、COW飼う’Sのアンケート調査にもご協力ください。よろしくお願いいたします。

オレイン酸No.1牛!!

1月19日、20日、品川グランドホールをメイン会場に開催された第6回和牛甲子園、総合評価の部は岐阜県立大垣養老高等学校が最優秀賞を受賞して幕を閉じました。開催期間中の写真をアップするためには、許可が必要なようで、もうしばらくお待ちください。
そして、23日に肉質の結果が届き、本校の成績を見てみると・・・みむ号が全56頭中1位の脂肪中オレイン酸割合60.7%を記録しました。脂肪交雑も9番と好成績です。また、より号も脂肪中オレイン酸割合59.3%と全体の4位です。脂肪交雑も10番と2桁を記録しました。昨年10月に開催された全国和牛能力共進会で、脂肪の質評価群が追加されたことをうけて、脂肪の質も評価される時代がきました。他県のブランド牛肉には、脂肪中オレイン酸割合55%以上を基準にしている県もあり、56頭中21頭が55%を超えていることから、各学校が試行錯誤を凝らして研究してきています。そんな中での上位2頭ですから、研究の成果が現れている証拠です。
今年は、7頭出荷し、A5評価が4頭、A4評価が3頭と好成績の1年になりました。来年もヒマワリパワーで好成績を出せるように、動物科学科一丸となって頑張っていきます。

和牛甲子園に出発!!

1月17日、和牛甲子園に出品する2頭の出荷の日です。3年生が出荷を見送りました。

こちらはより号です。一代祖が「東の横綱」と賞された青森県の種雄牛「第1花国」です。

こちらはみむ号です。一代祖が「安茂勝」です。事前評価ではみむ号が高かったですが、さてどうなるのか期待したいと思います。この2頭は2年生の研究対象にもなっているので、高オレイン酸ヒマワリ種子を食べています。脂肪中オレイン酸割合がどうなっているのかも、見所です。

最後に、女子高生に見送られた2頭、無事に到着することを祈ります。

いざ本番!!結果は!?

1月8日、いよいよ高校生ビジネスプラングランプリの本番です。色々悩み、苦しみ、努力した1ヵ月間であったとことでしょう。その集大成となる本番がいよいよやってきます。COW飼う’Sは8番目なので後半の発表になります。

いよいよ発表がスタート!!練習以上の発表ができており、とても素晴らしい発表でした。高校生ビジネスプラングランプリのホームページに発表動画がアップされていますので、このページを見た方はぜひご覧になってください。

結果は・・・準グランプリ!!正直悔しいですね・・・ただ、生徒はこの1ヵ月間努力してやりきったことから、とても晴れ晴れとしたいい顔をしています。生徒が努力して受賞した結果ですので、今日だけは喜びましょう!!明日から次に向けて、また頑張りましょう(笑)

受賞後はNHK青森放送局や高校生新聞より取材を受けました。いつの間にか、取材対応にも慣れてしまっているCOW飼う’Sです。

最後に、特別講演をしていただいた株式会社タイミーの代表取締役小川様がCOW飼う’Sのメンバーに
「素晴らしい発表でした。この研究を継続するのか、きっぱりやめて新しいことに取り組んでいくのか、そこは皆さん次第ですが、まだ2年生なのでこの先が楽しみですね。応援しています。」
と声をかけていただきました。

さて、COW飼う’Sの今年度のコンテスト参戦はこれが最後です。たくさんのコンテストに応募してきました。本戦に行けなかったコンテストもあり、まだまだ、荒削りですが、着実に成果を出しているのは確かです。来年度以降も精力的に活動して、また様々なコンテストに参戦していこうと思います。
新三農を築いていくのは、やはり元祖三農獣医科の流れを組む動物科学科でありたいです。

東大到着!!本番前にリラックス

1月8日、COW飼う’Sは初めて6人揃って遠征することができました。遠征先は高校生ビジネスプラングランプリが開催される東京大学本郷キャンパス伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールです。

会場入りし、学校の名前を見つけて写真を1枚。

よくテレビで見る赤門前でもう1枚。赤門前で日本政策金融公庫の本田様と偶然遭遇し、本番前の激励をしていただきました。時間があったら安田講堂を見に行きたいところでしたが、時間がなかったので次の機会があったらということにしました。

会場控え場所に戻ると、本番前の意気込みを撮影され、いざ本番です。以外とリラックスしているCOW飼う’Sですが、さて発表の出来はどうなることでしょう!?
もしかしたら、8月からたくさん現地での発表会に転戦したことで、場慣れしてきたのかもしれませんね。「学問なき経験は経験なき学問に勝る」とはまさにこのことですね。

本番3日前!!出来はいかに!?

1月5日、日本政策金融公庫の本田様と高木様が来校して、本番に向けて発表の出来を確かめに来て頂きました。冬休みに入ってから、26、27、28、4、5日と学校が休業日以外のすべてを出校して練習している成果をぶつけていきます。

前日4日からは、原稿を見ないで発表する練習をしており、本番のつもりで発表を行いました。甘えを許さない前日からの練習の成果もあり、素晴らしい発表を展開してくれた3人に対して、来校していただいた2人からも、
「たった1週間で見違える発表になっていて、とても驚いています。グランプリ狙えますね!!」
と期待が膨らむ言葉をかけてもらえました。
あと2日あります。質疑応答対策もしていきながら、本番に備えていきます。

リモート指導②本番に向けて

12月27日、今日は日本政策金融公庫の本田様と高木様とリモートでつないで、発表を聞いてもらいました。
原稿が22日に仕上がり、スライドデータが26日の午前中に形になりました。そのため、26日の午後から本格的に発表練習をしたため、発表者の2人は自信がないようです。

発表を聞いてもらったところ、
「スライドと原稿が一致しており、科学的視点があって難しい内容ながらも、わかりやすく説明されており、好印象を受けた」と高木様からお褒めの言葉をいただきました。
本田様からも
「短期間であの膨大のプランシートをわかりやすくよくまとめてくれました。あとは表現力ですね」と本番までの課題を提示されました。
まだ、発表練習は始まったばかり!!ここからがCOW飼う’Sの伸び代を発揮するところですので、ご期待ください!!

リモート指導①

12月20日、日本政策金融公庫の本田様とリモートでつないで、ビジネスプラングランプリの発表原稿について、話し合いがありました。

前日までにまとめた内容について、話し合い、再度仕上げていきます。はっきりいって、生徒もこれ以上削るのは無理か・・・となってきています。さて、来週にはスライド提出最終締切があります。できあがるのか心配になってきました・・・

3年ぶりのプロジェクトオブザイアー

12月19日、十和田市文化センターで3年ぶりにプロジェクトオブザイアーが開催されました。COW飼う’Sは2年生の部門にエントリーしています。

顧問と2名は前日、米沢市にいたので、7時台の新幹線に乗って会場に直行しました。雪がすごいです。

結果は2年生の部門でVPを獲得しました。このときに、阿部君がいないことに気がついた顧問兼担任ですが、濃厚接触者になってしまったようで、残念です。6人揃って表彰されることがあるのか心配になってきました・・・
COW飼う’Sはこの後、学校に戻ってビジネスプラングランプリのブラッシュアップを行い、原稿を仕上げていきます。毎日が忙しく動いて充実していますね。

いざ山形へ!!

12月18日、COW飼う’Sはサイエンスキャッスル2022東北大会に参加するため、山形県米沢市へ七戸十和田駅から始発の新幹線で出発しました。天気が荒れており、大雪の予報が出ています。余裕を持って会場の山形県立米沢興譲館高等学校に入りましたが、外は雪、体育館は極寒とかなり寒いです。審査員の方からも、寒さに負けずに熱い討論ができることを期待しますとありましたが、本当に寒いです。

さて、今回はポスター発表部門にエントリーして参加してきました。COW飼う’Sは基本、カンペを持つことを禁止しています。そのため、ポスターを見ながら研究の説明をしていきます。色々なポスター発表に参加してきましたが、参加する学会によってアドバイスが違うことが多く、とてもためになります。そのたびにブラッシュアップがされていき、最終的に良いポスターができあがります。

今回は、寒さに耐えて奨励賞をいただきました。体が冷え切ったことから、夕食は米沢牛ではなく、鍋に決定!!

和牛甲子園に向けて

12月15日、動物科学科3年生産業動物研究班は和牛甲子園体験発表会の発表動画を撮影しています。

醤油粕を給与する試験を行っており、その研究活動をまとめて発表しています。和牛甲子園は1月19日、20日に開催されます。出品する2頭も順調にここまで来ています。無事に出荷できることを祈ります。

招待状届く!!

12月12日、日本政策金融公庫仙台支店、八戸支店からお客様が来校しました。

八戸支店長の高木功様より、第10回高校生ビジネスプラングランプリファイナリストとしての招待状を受け取り、COW飼う’Sは実感が湧いてきているところです。昨日まで、仙台遠征に出ていましたが、こちらのコンテストの準備も少しずつ進めているところです。

東北地区の指導をしていただく仙台支店の本田正人様(通称まーくん)から、これから1ヵ月間の指導とサポートをしていただけることになりました。生徒全員にあだ名をつけて、あだ名で呼び合うことにしたようで、笑いの中、授業が始まりました。

また、八戸支店長の高木様から、過去に青森県は名久井農業の審査員特別賞が最高ということもあり、その上を目指してほしいと激励のお言葉をいただきました。まだ原稿もスライドも仕上がってないので、練習はこんなもんでしょう・・・という感じで終わりましたが、伸び代しかないCOW飼う’Sですので、1ヵ月後には全国を驚かせてくれることでしょう!!

テレビ局RABからも取材に来ていただきました。カミカミでしたね(笑)

さっそくブラッシュアップ!!

12月12日、COW飼う’Sは昨日日本政策金融公庫の本田様よりご指摘を受けた原稿の流れについてブラッシュアップを行っています。

原稿がある程度仕上がらないとスライド作成に着手できませんので、まずはこの1週間で原稿を仕上げていきます。それぞれが意見を出し合いながら、中身の精査もしていきます。なんと言っても発表時間は6分ですので、かなり短いです。農業クラブのプロジェクト発表は10分、先日仙台で参加してきた全国ユース環境活動発表大会東北大会も10分でしたので、半分程度の原稿量にしなくてはなりません。本当に仕上がるのか・・・

仙台遠征2日目「全国ユース環境活動発表大会東北大会」

12月11日、TKPガーデンシティ仙台で開催される全国ユース環境活動発表大会東北大会にCOW飼う’Sのメンバー4人で参加してきました。タイトルは「高オレイン酸ヒマワリ種子の飼料化プロジェクト~高オレイン酸ヒマワリ栽培で景観改善と飼料生産の両立~」で、今年取り組んできたい活動をまとめての発表です。事前審査で、13チームが選出され現地での発表を行いました。

ポスター発表に関しては今年かなりの数をこなしてきたのですが、このように現地でプレゼン発表を行うのは初めてです。しかし、落ち着いてプレゼン発表をできており、まずまずの発表をすることができました。

結果は、引率の先生方が投票する「先生が選ぶ特別賞」を受賞できました。

今回の課題はやはりプレゼン力です。高校生ビジネスプラングランプリで日本一を目指すには、今のままでは戦えません。これから1ヵ月間の特訓が待っていることをまだ知らないメンバー達・・・今は賞に入れたことの喜びに浸りましょう!!

仙台遠征1日目「環境甲子園」

12月10日、学校で検定試験を終えたCOW飼う’Sは仙台へ遠征に出発しました。

COW飼う’Sのメンバーで、部活動の関係で唯一遠征にまだ参加していなかった阿部君ですが、仙台で牛タンを食べて遠征の美味しさを噛みしめています。
本日参加する環境甲子園はTKPガーデンシティ仙台で開催されました。「高オレイン酸ヒマワリ種子の飼料化プロジェクト」~高オレイン酸ヒマワリ栽培で景観改善と飼料生産の両立~のテーマでエントリーしており、レポートと動画による審査していただきました。

東北6県より20チームがエントリーして奨励賞を受賞することができました。

明日は、全国ユース環境活動発表大会東北大会に参加します。遠征初参加の阿部君は発表者を務めます。

外部講師による出張授業パート②

12月6日、日本商工会議所「日商検定キャラバン隊事業」を活用して、「一般社団法人実学実践探究舎」より、星差道都大学准教授髙見啓一先生を派遣して頂きました。「日商資格でビジネスプラン(マーケティング&財務)を強化しよう」というテーマで動物科学科2年生に講義をしていただきました。販売士や日商簿記についての説明をしてもらい、家が農家だと確定申告に簿記を使うといった身近な内容まで取り入れて、生徒も楽しく参加していました。
動物科学科では愛玩動物を飼育していることもあり、日商検定と愛玩動物をかけ合わせたビジネスの内容や卒業後の進路についても幅広く講義していただきました。
自分が将来なりたい職業はどのぐらいの求人があるのか、大学の先生からの進路の話ということもあり、生徒全員が真剣に話を聞き、担任としてとてもありがたい講義となりました。
本講義を担当してくれた高見先生、昨日来て頂いた三宅先生ともに、またぜひ講義に来たいと話していただき、来年以降も機会があればぜひ来ていただきたいです。

外部講師による出張授業パート①

独立行政法人中小企業基盤整備機構の「起業家教育講師等派遣支援」を活用して、「一般社団法人実学実践探求舎」より、岡山県で複数の高校の総合的探求の時間を指導している三宅範行先生に授業をしていただきました。
三宅先生が指導したプランの中には、岡山県が源平合戦の舞台になった場所でもあり、土地柄を活かして観光プランを複数発表しています。
その中でも高校生が考えたビジネスプランが実際に企業で採用され、実現したプランを通して、実現性のあるプラン作成について指導していただきました。
また、COW飼う’Sが高校生ビジネスプラングランプリのファイナルに出場することを知った三宅先生は、本番に向けてのアドバイスもしていただきました。三宅先生は、おかやま山陽高等学校のプランの指導をしており、お互いベストを尽くすことを約束して、1月8日の東京大学で再開することを誓いました。

スチュアートに応援してもらおう!!

12月1日は、2学年の修学旅行期間中です。この日はUSJを観光中ですが、COW飼う’Sは大きな分岐点にいます。この日は、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリのファイナリストが決まる日です。さすがに、パーク内では通信できないので、ホテルのロビーで16時からリモート通信をつないで結果を待ちます。

ロビーのガラスに映るミニオンズのスチュアートに応援してもらいながら結果を待ちます。当日の発表順で学校名が呼ばれ、なんと8番目にCOW飼う’Sが呼ばれました。ここから1ヵ月間は、日本一を目指す戦いが始まります。まずは班員全員で喜びを分かち合い、USJを楽しみましょう!!

高校生ビジネスプラングランプリに応募

動物科学科では昨年に引き続き、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリに応募しています。昨年度卒業した産業動物研究班がベスト100賞に選ばれています。さて今年は応募総数4996プランとすごい規模になっています・・・そんな中、COW飼う’Sが応募した『エコフィードを活用した機能性鶏卵「キャロットエッグ」』がなんとベスト20に選出され、セミファイナルにまで進むことができました。今後は12月1日にファイナリスト10組が決まります。12月1日は修学旅行中でUSJにいます。さて、どんな結果になるのか楽しみです。

いざ和牛甲子園に向けて!!

11月に入り、3年生の高校生活は卒業式まで残り4ヶ月をきりました。そんな中、最後の戦いの準備が進んでいます。それは和牛甲子園です。

11月9日に和牛甲子園の出品牛に対して、青森県産業技術センター畜産研究所の協力を得て、超音波肉質診断アイミートをして頂きました。

エコー画像がはっきり見えるとサシが少なく、画像全体が白く肉の部位がわからない状態だとサシの入りが期待されます。
それでは今年度の和牛甲子園に出品予定牛の雌2頭を紹介します。

こちらは「みむ号」です。
一代祖が安茂勝、二代祖が優福栄、三代祖が第1花国という血統です。

こちらは「より号」です。
一代祖が第1花国、二代祖が安平照、三代祖が優福栄という血統です。
この2頭ですが、「みむ号」の母牛が「より号」の祖母牛というペアになっています。
令和5年1月17日に出荷される予定で、11月16日よりヒマワリ種子粉末の慣らし給与がスタートし、23日より本格的な8週間の給与試験が始まります。